DXの過去話を聞いてを感じたこと

はじめに

DX(デジタルトランスフォーメーション)という単語が最近話題になっている。

しかし、DXという単語を聞いて、少し前のAIのように独り歩きしてる傾向があるように見える。

先日spaceで会計の世界史の田中靖浩先生から聞いた話を基に考えたことをザット書いてみました。

DXとは?

デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(経済産業省, 2018)において、DXは以下のように定義されている。

  • 「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

簡単にいうと、デジタル技術活用して業務を効率化していきましょうというお話です。

ですが、デジタル技術を活用することって割と前から行われてたような気もしますがどうでしょうか。

DXに関して感じること

デジタル技術を活用して業務を効率化するというのは、以前からずっと騒がれておりました。会計士が接するような経理業務においては大量の数字を正確に処理することが求められることから、1970年代から導入されてる会社もあったようです。

元々のコンピューターは非常に高級であったのが、今は10万円程度で最低限購入出来るレベルになったり、スマートフォンの普及によって浸透してきました。

それと同様に今までは大きな設備投資になっていたサーバーやデータベース等も、現在はPaaSやIaaSといった形で簡単に導入することが出来るようになりました。

これらに共通して言えることは、高級な設備投資が必要なものが低コストで運用できる(=門戸が広がる)ことから、新たな利用方法や便利な問題解決手段が生まれたということですかね。

技術の進化に乗り遅れないために

技術の進化に乗り遅れないようにすることは昔から騒がれておりますが、そんなブレイクスルーが起こるような技術はあるのでしょうか。スマートフォンなどは時代の変化の象徴と言われておりますが、今まで使われていた技術の組み合わせにより産まれたもので、時代の延長線上にあるものと考えられます。

そのため、どの分野に関しても通ずる基本的な知識があるので、それを押さえたうえで新たなトレンドをキャッチアップすることが大事だと考えられます。そういう意味だとIPAの資格などは汎用的な知識を習得するのに活用できるかもしれないですね。

「知識はハサミとノリで作られる」と昔会計士受験の時に教わったことがありますが、まさにそうですかね。

田中先生と伊藤先生より

田中先生や伊藤先生が僕らと同世代の時には、windows95が世に現れて世間が大騒ぎしていました。その時も「我々労働者の仕事が奪われる!仕事が無くなる!」と騒がれていたようです。

ですが、実際にコンピュータに触れてみると何でも出来る魔法の道具では無いことに気づき、得意なことと苦手なことをきちんと理解して活用してたよう。

我々の時代でも「会計士・税理士の仕事はAIに奪われる!」と言われておりますが、現代のAIの特徴と得手不得手を把握することで、非常に便利な道具として扱うことができるのかもしれないです

歴史は繰り返すものなんですかね。

さいごに

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという言葉がありますが、世の中の物事はだいたいそうなのかなと思いつつあります。自分がこれから触れることについて歴史から学んでみると新たな発見があるのかもしれないですね。

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