はじめに
この度技術書典17にて、「PythonではじめるXBRL入門」という技術同人誌を出版しました。
XBRLという比較的ニッチな分野でありながらも、Twitterおよび現地で多くの人の手にとってもらえ非常に嬉しい限りです。
https://techbookfest.org/product/1jBr3zNExZCYqayRgiRkpF?productVariantID=byS8p9uuQQ8wfAMLGKDzL9
そこで、今回は、技術書典17で出版した同人誌の内容と振り返りについてお話していきます。
出版した本について
この度技術書典17にて、「PythonではじめるXBRL入門」という書籍を出版いたしました。
https://techbookfest.org/product/1jBr3zNExZCYqayRgiRkpF?productVariantID=byS8p9uuQQ8wfAMLGKDzL9
XBRL(eXtensible Business Reporting Launguage)とは、財務報告をするための国際規格であるコンピュータ言語です。企業は有価証券報告書等をEDINETに提出する際に、こちらの形式を用いることになります。
とはいえ、経理人材や開示担当者がXBRLを直接触ることはほぼ無いことから、だいたいの人がXBRLは聞いたことがあるけど実態がよくわからない状態にあるものだと推察されます(私が勤めていた監査法人の会計士も、XBRLの中身についてはほぼ知らない状態でした)。
本書は、XBRLを何となくしか知らない人が「とりあえずXBRLのAPIを叩けるようになる」「とりあえずXBRLから任意の項目を抽出できるようになる」状態になることを目指しているものになrみあす。
良かったところ
現地参加者が思ったより興味を持ってくれた
XBRLの存在がマニアックだからか、通りかかった人のほとんどが「XBRLってなに?」という状態にありました。
そのため、我々売り子が「XBRLとは金融系フリーデータのようなものですよ」と解説をすることで、何となく納得をしてもらえたように思います。
同人イベントあるあるなのですが、参加者の方とコミュニケーションを取りながらやり取りを進められるのは嬉しいですね。
オンラインでの売れ行きが好調だった
Twitterでの宣伝の影響なのか、オンラインの売れ行きが非常に好調でした。
同人イベントに参加するような不特定多数の人には刺さりづらいかもしれないですが、金融クラスタ・会計クラスタ・開示クラスタといった方には非常に興味を持ってもらえたことが良かったと思います。
悪かったところ
タイトルでベネフィットを伝えきれなかった。
XBRLがマイナーであることから、やはりXBRLというタイトルだけではイメージが弱かったように思いました。
やるなら「PythonではじめるXBRL〜金融系フリーデータを用いたテキスト解析入門〜」のように、どのようなベネフィットがあるかを伝えるようなタイトルにしておいたほうが良かったかなと思いました。
締め切りに追われた
そもそも本同人誌は弊社ブログで実施していた連載をベースにしていたことから、ネタのストックは十分にあったものだと思っていました。
しかし、書籍にするための工数を甘く見積もっていたことから、終盤に製本作業などの追い込みが発生してしまったのが非常に辛かったです。
ブースをデコレーションすればよかった
我々は良くも悪くも同人イベント慣れしていなかったことから、ブースの充実度がたりないように思いました。
調べてみると、このような形でレイアウトを充実させることで、参加者の目を引くように出来たのではないかと思いました。
https://www.graphic.jp/comic/lp/booth_layout
最後に
色々てんやわんやではありましたが、手に取ってくださった皆様本当にありがとうございました。
次回の作品についてはまだ構想段階ではありますが、次回の技術書典で発表できたらいいなと思っております・・・。
引き続きよろしくお願いいたします。